この記事は、私自身が禁酒した体験をもとに得られたダイエット効果やお酒をやめるメリットについてまとめてみました。
ダイエットのためにお酒をやめたい方やお酒を飲むことがやめられないという方の参考になれば幸いです。
私(50代女性)のお酒の飲み方について
私はお酒を飲むことは大好きで、これまでたくさんの飲酒にまつわる経験をしてきました。
私は自分自身が酒好きだと自覚しており、それに加えて大量に飲むこともあります。
最初は友達と飲みに行くときだけでしたが、次第に飲む機会が増えていきました。
私は人との交流を楽しむことが大好きで、飲み会は私にとって本当に楽しいイベントです。
就職していたOL時代は、週末が近づくと飲みに出かけることが日常でした。
結婚後は友達が家に遊びに来るときに程よくお酒を楽しむ程度でしたが、そのうちにストレスからか毎日お酒を飲むようになりました。
さらに夕食を作るときにお酒を飲む習慣が身につき、そのお酒で気合いを入れて夕食作りをしていたのです。
当時は上の子供が小学生で、下の子供が幼稚園に通っていました。
その上にカフェを経営し、アロマセラピストの仕事もしていました。
更に、子育て支援の役員を引き受け、イベントの主催もしていました。
忙しい日々の中で、お酒は私のストレス解消の手段になっていたのです。
お酒の量が増えていく私の生活
私自身、少し不安になるくらいの状態で、ほぼ一人で子育てをしてきました。
それでも、育児や仕事、その他の活動は楽しくて苦ではありませんでした。
しかし、夕食の準備になると本当に疲れ切ってしまい、子供の宿題を見る余裕もなくなってしまいました。
その時から、キッチンに立つとまずは缶ビールを飲むようになりました。
ちょっとほろ酔い加減になると、気分も良くなり、料理も苦にならなくなりました。
このパターンにはまり込んでしまいました。
そして、たまに友人と集まって飲むこともありました。
この時間が本当に楽しくて、ますますお酒に魅了されていきました。
このような生活を続けて、かれこれ25年間になります。
その間、お酒の量もだんだんと増えていきました。
最初は、350mlの缶ビール一本で十分でしたが、徐々に増えていきました。
しかし、それに対して特段何か思うこともありませんでした。
飲み会に参加しても、相手に合わせてお酒の量も調整できるし、大丈夫だろうと思っていました。
飲む時は、とことん飲んでしまい、ひどい時には意識を失っていることもありましたが… 新型コロナウイルスのパンデミックが始まると、飲み会の回数が減っていきましたが、代わりに家で一人で飲むことが増えていき、さらにお酒の量も増えてしまいました。
それでも、どこかで自信が湧いてくるのです。
私は大丈夫だとしか思っていませんでした。
やめたいと思うこともありましたが、やめられないし、特にアルコール依存症でもないし、心配することはないだろうと思っていました。
増え続けてアルコール依存症になる可能性も考えましたが、私は大丈夫だという何の根拠もない奇妙な自信がずっとありました。
なにしろ、お酒を飲んで楽しい気分になることが優先なのです。
よく飲む友人と一緒に飲み始めると、止まらなくなってしまいます。
二人して意識がなくなるまで飲み続けるという状態になってしまいます。
普段、一人で家で飲んでいる時は、500mlのビールを二本程度で止めていました。
お酒の依存から抜け出せない私の苦悩
最近はビールが太るからと、チューハイやジンに変える人が増えていると言われています。
ビールはとにかく口当たりがいいので、飲みやすいですよね。
私も以前は9%のストロング系を避けていましたが、7%のアルコール度数のものを飲むようになってからは、物足りなく感じるようになりました。
最初は一本だけと思っていても、つい二本目を開け、そして三本目まで飲んでしまうこともありました。
ただ、自分では「もうやめておこう」と思った時には満足感と共に止めることができたので、大丈夫だと思っていました。
その結果、量も増えて行って、休みの日には友達と昼飲みに出かけることもよくありました。
友達がいない一人のときでも、「休みだからいいよね~」と昼間から飲むこともありました。
自分なりに節度を持って飲んでいるつもりでしたが、新型コロナウイルスの影響で太ってしまったことから、本気でダイエットに取り組むことにしました。
そして、なんとか5キロの減量に成功しました。
ダイエット中でもお酒は飲み続けていました。
自分で「酒飲みダイエッター」と自称していました(笑)。
痩せてからもお酒を飲み続けることにはなんら問題はないと思っていました。
飲むときは食べない派でした。
お腹がいっぱいになったらお酒が飲めなくなってしまうので、食べるより飲むことを優先していました。
「どれだけお酒飲みたいねん!」という感じですよね。
そんなお酒好きの私がなぜかお酒をやめようと思ったのは、太り始めたことと肌の乾燥が治らなかったことが原因でした。
肌の乾燥の原因がお酒だと感じた私は、やめようと思いましたがやめることができませんでした。
家にお酒があるとつい飲んでしまいたくなってしまうし、買わないでいても近所のコンビニに行けば飲みたくなります。
そんな状態が続き、「私はお酒をやめられないのかもしれないけど、まぁいいか」と軽い気持ちで考えてしまいました。
何度もお酒の危険性や飲み続けることでの悪影響を調べても、やめることができませんでした。
「まぁ大丈夫でしょ」という気持ちばかりが押し寄せてきます。
私、アルコール依存症かもしれない・・・
とあるきっかけで、『禁酒日を設けなくても、毎日のお酒の量を減らせばいい』という情報を知りました。
人は自分にとって楽な選択をする傾向があるため、私はお酒の量を減らす方を選びました。
けれども、頭の片隅には『私って、もしかしてアルコール依存症かもしれない』という感覚が残っています。
私が最近読んだお酒をやめることを考えている方におすすめの本を紹介します。
この本では『お酒を毎日飲む』ことが依存症であると書かれています。
私は依存症なのでしょうか?と聞かれると、答えは「いいえ」です。
お酒は私にとって楽しみの一つであり、友人たちとの飲み会がなくなるのは寂しいです。
しかし、お酒の量を減らしたいと思っています。
お酒を飲むことでのデメリットや心配事については、ネットで調べるとたくさんの情報が出てきます。
私自身が感じているお酒を飲むことでのデメリットや心配事をここに書き出してみたいと思います。
お酒をやめることで得れるメリットとは?
お酒を飲むことによって感じるデメリットや罪悪感はたくさんありますが、それにも関わらずお酒をやめることができないことはよくあります。
しかし、一度やめることができた場合には、得ることができるメリットも存在します。
そこで、お酒をやめることで得れるメリットについて調べてみました。
メリットとして考えられるのは、まず健康への良い影響です。
お酒をやめることによって、体重の増加を抑えることができますし、肌の乾燥やくすみも改善される可能性があります。
また、酒に含まれるアルコールによって脳の萎縮が進むこともありますが、お酒をやめることによってそれを防ぐことができ、物忘れの改善にもつながるでしょう。
さらに、お酒をやめることで時間のムダが少なくなります。
お酒を飲むと眠気が増すため、時間を無駄にしてしまうことがありますが、お酒をやめることによって睡眠の質が上がり、余計な時間を使わずに済むという利点もあります。
加えて、お酒をやめることによって節約にもつながります。
お酒は一つ一つが小額の出費ですが、毎日続けているとその金額は大きくなります。
お酒をやめることで、無駄なお金を節約できるでしょう。
これらの飲酒によるデメリットを考えると、お酒をやめることは大いに意味があると言えます。
ただし、実際にやめることは簡単ではありませんし、何度も挫折してしまうこともあるかもしれません。
しかし、自分自身の健康や生活を考えると、一度やめることを試してみることはおススメです。
私が成功した一週間の禁酒方法
お酒をやめる方法として、私が一週間成功した方法をご紹介します。
私は以前にダイエットした時と同じ方法を取り入れました。
まずは、お酒をやめることによるデメリットよりもメリットを知ることが大切です。
デメリットを知ることで飲酒に対する恐怖心が生まれますが、心のどこかで「自分は大丈夫」と思ってしまうことがあります。
そのため、メリットを知って自分がゴールに辿り着いた時の充実感や喜びを想像することが重要です。
将来の自分をイメージし、未来設定をすることをおススメします。
そして、次に大切なのは心の準備をするためのマインド設定です。
マインドセットは、自分の意識や思考のパターンのことを指します。
禁酒を成功させるためには、ポジティブなマインドセットを持つことが重要です。
例えば、「やめることで健康になり、お金も節約できる」というメリットに焦点を当て、自分にとってのメリットや良い変化を意識的に思考するようにしましょう。
このような心の準備を整えることで、お酒をやめる決意を強固にし、成功への意欲を高めることができます。
禁酒にチャレンジしたことがある人であっても、この方法を取り入れることで禁酒への前向きな気持ちを持つことができるかもしれません。
マインドセットを変えることで、お酒をやめる方法
お酒をやめるという目標を達成するためには、単に「お酒をやめたい」という願望を持つだけではなく、なぜお酒をやめる必要があるのかを自分自身が明確に把握し、目標を設定することが重要です。
具体的には、お酒をやめることで得られるメリットや良い影響を自分に当てはめることが大切です。
例えば、お酒をやめることで健康になり、心と体の調子が良くなること、または時間やお金を有効活用することができることなどです。
そして、目標達成後の自分をイメージすることも効果的です。
お酒をやめた後の自分が健康で活気に満ち、自信にあふれている姿を想像すると、目標へのモチベーションが高まります。
さらに、マインドセットを変えることも重要です。
飲んでいない自分や理想の自分をイメージし、それを自分に正確に設定することで、目標を達成しやすくなります。
そして、目標を実現するためには、他人に宣言することも有効です。
家族や友人に自分の目標を宣言したり、SNS上で公言したりすることで、自分に責任を持つことができます。
また、禁酒を共にする仲間を見つけることも、励みになるでしょう。
私自身は、このような方法で禁酒を一週間続けることができました。
何よりも、未来の自分を設定し、想像することでワクワク感を持つことができたため、ガマンすることが苦ではなくなりました。
禁酒一週間の変化
◇一日目 私は気合が入っており、飲みたい欲もあるものの、それほど我慢しているつもりはありません。
◇二日目 葛藤が何度もやってきます。
飲みたい気持ちが湧いてきても、少しであれば飲んでしまおうかという考えもあります。
心地よさを思い出してしまい、誘惑に負けそうになるのですが、私は宣言しているので、根性で我慢します。
今思えば、夜にめまいを感じたのは禁酒のせいかもしれません。
つまり、離脱症状だったのかもしれません。
この日はとにかく体調が優れず、早めに就寝しました。
◇三日目 何度も飲みたくなります。
しかし、「もう飲んじゃおう」と何度も思いながらも我慢します。
やめた時の変化を想像し、なりたい自分を思い出すことで我慢できます。
私は以前は一日でも無理だったので、二日も我慢したのだから、飲んでしまうのももったいないという気持ちもあります。
◇四日目 飲みたい気持ちはまだありますが、前日(三日目)までほどではありません。
少しの我慢で大丈夫です。
また、ここで体重が変化し始めました。
四日目にして1キロ弱体重が減っています。
以前は夜中に目が覚めることが多かったのですが、それがなくなりました。
朝までゆっくりと眠れるようになりました。
◇五日目 飲みたい欲は完全に減っています。
私には「ノンアルで十分」とさえ思えるほどです。
この五日目の朝、何となく顔がスッキリしているように感じました。
夫にも「なんかすっきりしているね」と言われ、私もすっきりしたのだと思います。
さらに、顔色も明るくなっているように感じます。
年齢のせいでフェイスラインなどがたるんでいると思っていましたが、お酒も原因だったのかなと思います。
お酒を飲み過ぎてむくみが普通になっていたのかもしれませんが、自分では気付いていませんでした。
◇六日目 完全に大丈夫な状態です。
飲んでしまっても構わないのですが、「飲みたい」とは率先して思わなくなりました。
元の状態に戻ることが恐怖を感じるほどになっています。
禁酒をしてよかったと感じた理由とは
禁酒して一週間経ちましたが、私の体重はなんと2キロ減りました。
正直な感想として、お酒は身体に悪影響を与えているんだなと実感しました。
たった6日で2キロ減るなんて、私は一体どれだけお酒を飲んでいたのかと驚きました。
そして、禁酒する前は身体全体がむくんでいて、何かと重かったのですが、禁酒してからはスッキリとして身体も軽く感じます。
今思えば、いつも頭がモヤついていたし、やる気や集中力もなかったなと思います。
それもお酒が原因だったのかもしれません。
禁酒一週間を経て感じた変化
禁酒一週間を経て、私はもうお酒を飲みたいという欲求は全くありません。
とにかく、お酒を飲むことで元の状態に戻ってしまうことが怖いのです。
現在の健康状態や気分がとても良く、禁酒してよかったという気持ちが強くなっています。
最初の3日間はとにかく我慢することに集中しました。
何度も「飲んじゃおうか」という気持ちになってしまいましたが、なぜ禁酒をするのかを明確にしていたので、我慢できました。
禁酒の理由と目標設定の重要性 私が禁酒をした理由は、痩せたい、美肌になりたい、時間を無駄にしたくないという3つの大きな要素でした。
これらの目標を達成するために、禁酒後の自分をイメージして我慢することができました。
ちょうどWBCの時に大谷選手がお酒を飲まないことを知っており、彼の言葉も私にとっての励みになりました。
大谷選手は、「飲んでいる時間や飲んだ後に寝てしまう時間がもったいないので、その時間を練習のために使いたい」と言っていたそうです。
私も何かでそれを読んでいたので、禁酒のメリットも素直に受け入れられました。
彼の活躍を見ると、禁酒は本当に効果があるのだと実感します。
禁酒をする際には、デメリットや苦労だけを考えるのではなく、自分の理想や目標を設定することが大切だと感じました。
単純に「飲まない」といってもなかなか続けることは難しいですが、「なぜ飲まないのか?」や「禁酒後の目的は何か?」ということを明確にすることで、禁酒を続けることができました。
実際には苦労よりも、理想の自分に近づくことへのワクワク感の方が大きかったです。
今後はお酒の摂取を減らしたいと思っています
お酒は楽しく飲んでいるし、大好きなので、完全にやめるつもりはありません。
しかし、お酒に依存することは避けたいと思っていて、毎日の飲酒習慣を改めたいと思っています。
また、お酒の量も減らしたいと思っています。
これまで禁酒のことを話してきましたが、お酒の依存は完治しないと聞いています。
お酒を飲むとすぐに元の生活に戻ってしまうということです。
例えば、蟻地獄に落ちた蟻のように這い上がることはできないそうですし、蟻地獄が浅くなることもないそうです。
それが理由で、次にお酒を飲む時は、自制しながら飲もうと思っています。
お酒の摂取をやめるか減らすことによるメリットはたくさんありますので、私はこれからは毎日の飲酒は絶対に避けたいと思っています。
友人と飲むときや特別な機会に飲むだけにするつもりです。
一人で家で飲むことはやめて、そのような習慣に戻りたくありません。
お酒を控えることを考えている方は、まずは自分に合った範囲で設定して始めることをおすすめします。
無理な目標を立てずに、続けやすい方法で禁酒を進めていくことが重要だと思います。
お酒をやめたいと思っている皆さんと一緒に頑張りましょう。
今日の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。