2019年11月上旬、体躯の授業で走り高跳びの練習をしていた小学校6年生の男子児童が眼球を損傷し、失明するという事故が起きてしまいました。
大変ショッキングなニュースです。
小学生やこれから小学校に通うお子さんのいる家庭では、決して他人事とは思えない出来事です。
この記事では、今回の事故が起きた小学校や事故が起きてしまった背景についてリサーチしました。
体育の授業で小6児童が失明!!学校はどこ?原因は何?
今回の痛ましい事故が起きてしまったのは、神奈川県真鶴町の町立まなづる小学校です。
2005(平成17)年4月1日に創立された、わりとまだ新しい小学校です。
真鶴町は相模湾と伊豆の海に面し、古くから漁業が盛んな町。
温暖な気候で大変過ごしやすい土地柄です。
体育の授業で小6児童が失明した原因は何?
今回、失明という大変ショッキングな事故が起きてしまったのは、小学6年生の体育の授業中でした。
当時の授業内容は走り高跳びの練習。
バーを支える高さ1メートル超の支柱の先が男子児童の左目に当たり、眼球を傷つけてしまったのです。
病院に搬送されたところ、「失明」という診断がくだりました。
原因は、体育の担当教師が走り高跳びに使う器具を自作していたことです。
この教師は、本来は草花や農作物を支えるために作られた先の尖った支柱をほかの児童たちに支えさせ、そこにゴムひもを張って走り高跳びの練習をさせていたそう。
今回の事故は、そのゴムひもを飛び越えようとした際に園芸用の支柱が倒れて、男子児童の左目に当たってしまったのです。
事故当時はいくつかのグループに分かれて走り高跳びの練習をおこなっていました。
真鶴町の教育委員会では今回の事故について以下のように発表しています。
担任が見ておらず、当時の状況は分からない。
教材を自作し、安全性を事前に確認せずに使ったことが一番の原因。
第三者による外部調査機関を設置して原因を調べることも検討している。
引用元:MSNニュース
まとめ
教師は、グループに分かれて練習する際に器具の数が足りず自作したのでしょう。
けれど、先の尖ったものを使うこと自体が間違っていますし、そもそもなぜ教師が授業で使う器具を自作する必要があったのでしょうか?
今回の事故では、失明した男子児童の自作高跳び器具を支えていた児童も心に深い傷を負いました。
自分たちのせいで男子児童が失明したのだと、自責の念に苦しんでいるかもしれません。
また、今後は彼らを悪く言う人が現れたり、ネットで名前や住所を特定されてしまうことも考えられます。
年明けにはそろって中学生になるはずだった矢先に起きてしまった悲しい事故です。
負傷した男児はすでに退院して登校を再開していますが、この事故が公表されたことを受け取材などで身辺が慌ただしくならないことを願うばかりです。
せっかく登校を再開し、前に進もうとしている背中をそっと見守ってあげてください。
最後にTwitter上で今回の事故に言及した投稿を紹介します。
小6失明のニュースが出ているけど、正直小学校は予算も人手も不足しているので、起こるべくして起こった事故という印象。
昭和50年代に購入した器具を、素人が修繕しながら使用してるのが現実。
授業時間も足りないし、保護者はトンチンカンな要求してくるし……— あき@遙か56新春の宴全通。 (@akiichiru) November 23, 2019
小6失明の事故は、学校に予算が無くて先生が手作りするしかなかったのかな。
サビ残で一生懸命作って生徒に重大なケガとか先生も辛いだろうね。授業に必要な物は国が揃えてあげないといかんよなぁ。
— 粒あんこ (@wagashinokami) November 23, 2019
小6失明でビビった…
ゴムに引っかかったのか、支える人がふざけていたのか…
どっちかはわからないけど、普通の高跳び用のスタンドなら起こらなかった事故。 pic.twitter.com/SUe6i8Xypm— まぐろ (@TUNA_MAGURO_21C) November 23, 2019
小6失明事故については「教師が走り高跳びの器具を自作していた」だけ切り取ると「ふざけるな安全管理が云々…」となりがちだけど
「十分な数の器具を揃える予算が学校に無い」とか
「そもそも先生の数が圧倒的に足りない」とか
いろんな問題が後ろに隠れてる気がする— く牛ううう (@usi_930) November 23, 2019
小6の子の失明、教師叩かれてるけどこれが今の学校の実態ってのが国には分からんのかねぇ。
今のお国様は国の宝は子供達ではないものになりつつあるイメージしかないよ
老介護に全重心かけ過ぎて学校側が苦しくなってって悪循環過ぎない?— ギルバート (@okura0925_2) November 23, 2019